JICA東京研修員「横浜観光と茶道体験」を楽しむ その2 茶道体験

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[日時]7月29日(土)14:00~16:00
[場所]JICA横浜内の茶室と和室
[ゲスト]14名(その1と同じ)
[KSGG会員]8名
[使用言語] 英語

 

KSGG茶道担当者は、12時にJICA横浜に集合。茶釜でお湯を沸かし、抹茶を漉しなつめに入れ、お茶碗・お茶菓子を準備。床の間のお花も生ける等々、皆で手分けをして茶道紹介の準備をし、頃合いをみて着物に着替えも済ませた。14時。酷暑のなか、中華街から徒歩でツアーをしてきて、少々くたびれ気味の研修員達が到着。いつもの歴史的な話は大幅に端折って、簡単に茶道の説明。続いて茶道体験にあたって、お菓子・お茶が出されたらまず左隣の方に「お先に」の礼(お辞儀)をすること。お茶碗の正面に吸い跡を残さぬよう、正面を避けてお茶を飲む等、お茶会にゲストとして参加するための基本的なマナーを解説。また、茶道では季節感も大切にしており、茶道具、お菓子、お花等も季節に合わせて用意すること等を伝えた。一連の説明後は、涼やかな着物を着た当会員が静かにお辞儀を繰り返し、お点前とお茶をいただくデモンストレーションを行った。「百聞は一見に如かず」やはり実演を見て初めて「日本の茶道」を実感していただけたようだ。
次はいよいよ研修員も2班に別れて茶道体験。畳に30分以上正座を続けるのはかなり困難だ。足は崩してもよいということにしたが、畳に座ること自体が大変そうだった。それでも、「茶道では始まりと終わりが大変重要」と説明してあったので、最初と最後の総礼時には居住まいを正していた。初めてのお茶会体験は、優雅そうに見えるデモンストレーションのようにはいかず、意外と忙しくて慌ただしくもあるが、「忙中閑あり」(?)、ひとときの静寂も少しだけ実感していただけたようだ。想像以上に蒸し暑い日本の夏。酷暑の中を横浜ウォーターフロントエリアや歴史地区をウォーキングの後、茶道体験で、清涼の一服を楽しんでいただけたなら、幸いである。