鎌倉の四季の花々をテーマにオンラインツアー

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[日時]1月13日(木)19:00〜20:25
[ゲスト]インド系イギリス人女性1名
[KSGG会員]2名
[案内場所]浄妙寺、報国寺、杉本寺
[使用言語]英語

ゲストはイギリスの女医さん。オミクロン株で大変な毎日の中、日本の文化を知ることが一種のヒーリングとのこと。来日経験豊富な、再訪を心待ちにしているゲストであった。ガイドは会話しながら進めるよう心掛けた。最初の質問で杉本寺の「デラ」はどういう意味かと問われ、Templeと答えると、サンスクリット語でも同じ意味だとの返答。後で調べると「日本で〈テラ〉と呼ぶのは,梵(ぼん)語テーラ(長老の意)の音訛(おんか)という。」とあった。伽藍も元々サンスクリット語と関係があるようだ。仏教伝来はインドからではあるが、面白く思う。和敬清寂の利休の言葉にもひとしおの興味を示してくれた。また、杉本寺の杉について、「レバノンでは杉は神聖な木。日本でも神聖なら、どうして異国で同様な意識が芽生えたのか?」など刺激的な会話を楽しんだ。(K)

少しの疑問も逃さない速射砲の如きゲストの問いかけに、即座に的確に答えていくK会員。対面でないが故に会話に五感を活用できない難しさ、もどかしさを感じた。だからこそ余計に事前準備―豊富な資料と予備知識の必要性を痛感した。紹介した四季の花々と花言葉が、少しでも診療に疲れた彼女の心のやすらぎとなってくれたらと切に願うひと時であった。(Y)