広がった多様な支援活動

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[支援期間]10月11日(木)~12月3日(月)

チューティーは医師を引退した60代のアドリアナさん。ご出身はイタリアのベネチア。横国大の研究者のご主人と来日された。週一回、全9回という短い期間で日本語支援を行った。限られた時間で挨拶、基本文法、単語・・と取り組む中、F会員から10月27日(土)の留学生北鎌倉案内の参加にお声がけをいただき、その後、11月16日(金)にはE会員が川崎大師や東芝未来科学館等の個人ガイドを担当した。日本語支援にとどまらず、KSGGの多様な支援プログラムに参加し、短期ながら心のこもった多くの会員の支援活動を大変喜んで、高く評価し感謝してくださった。アドリアナさんは2年前に引退するまで医療に携わってきた。勤務のかたわら、アフリカのマリに学校を建て、井戸を堀り、住民のための病院を作るなど、様々な活動をしてきたそうだ。医師として難民に衛生教育のボランティア活動もしているとのこと。イタリアにも自分のように善意活動をしている人々がいるということを知ってもらいたい・・・とおっしゃっていた。お互いに善意活動という共通項でその思いを理解しあえた9週間だったと思う。何事も狭い限られた範囲の中の自己満足で終わらせず、主体的に力強く広げていくエネルギーを学んだ。そしてそこで得た独自の価値観と目標が、アドリアナさんに幸せをもたらしていると感じた。