日本を知ろうシリーズ 乙女文楽講習会

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[日時]11月25日(日)12:00~15:00
[場所]都筑民家園
[ゲスト]横国大留学生2名(パラグアイ、韓国)
[KSGG会員]2名
[使用言語]英語

一昨年の歌舞伎講習会、昨年の狂言・小鼓講習会に続き「日本を知ろう」シリーズ3回目。今年は乙女文楽講習会。ゲストはキャンセルがあり、結局横浜国大留学生の2名のみの参加だったが、二人共、本国では日本について教える立場にあり、大変に熱心な学生さん達だった。乙女文楽は、本来の文楽が男性3名で1体の人形を操るのとは対照的に1名の女性人形遣いが頭(首)、お腹、膝、腕、手足と体全体を使って1体の人形を操る芸で、ストーリーは歌舞伎と同様だった。吉野山の桜を描いた背景のもと「義経千本桜」の一場面、静御前と佐藤義信との絡みが演じられた。実演講習には、パラグアイのカルロス君が選ばれ、頭、膝、胴体等々装具を身に着け、簡単な操作説明の後、「三番叟」の人形使いになって舞台上へ。頭と首を使って、人形の「みえ」を切らせるのは難しいのに一生懸命操作し、大変上手で拍手喝采を受けていた。民家園館長からもお褒めの言葉をいただいた。公演の後、カルロス君を竹林や歳勝土遺跡に案内。盛んに携帯でビデオや写真をとっていた。本国に帰って生徒達に伝えるそうだ。はるかパラグアイの地で日本文化紹介の一端になってくれたら幸いである。