[日 時]10月28日(火)13:00~17:15
[場 所]AOTS東京研修センター(足立区千住東)
[参加者]タイ高校生44名、教員・通訳3名 計47名
[KSGG会員]15名
[使用言語]簡単な日本語・英語、タイ語
タイ政府の奨学金制度により選抜された優秀なタイ人高校生たちが来日し、日本の技術や文化への理解を深めることを目的とした「タイ人高校生向けプログラム」において、3種類の日本文化を体験してもらった。また言語面ではタイ語クラブ会員が参加した。
高校生たちは東京センターには1週間ほど滞在し工場や学校など見学の合間に、日本文化体験をしたいということであった。
午前中は他の行事があり、午後はグループAとグループBに分かれ、書道・折り紙・ゆかたの着付け交互に体験。少しハードスケジュールでは?との心配も杞憂・・タイの高校生達は元気いっぱいだった。短い時間ではあったが日本文化を十分味わってもらえたと思う。
①書道
スタッフ一同、覚えたての「サワッディーカ(こんにちは)」でお迎え。ニコニコと挨拶を返してくれて、和やかに書道体験がスタートした。
リーダーによる書道道具や筆の持ち方等の説明の後、生徒たちが選んだ漢字をデモンストレーション。ひと筆ひと筆に感嘆の声。書道への関心が感じられ、うれししく思った。基本の筆運びに慣れたころ、好きな漢字を選んでもらい半紙に練習。分からない所は積極的に質問し、本番の色紙に書く時には、驚くほど上手になっていた。緊張しながらも丁寧に書き上げ個性のある素晴らしい作品が完成した。最後は色紙を手に記念撮影。明るく爽やかな笑顔が印象的だった。


②折り紙
「鶴」、「羽ばたく鶴」、「寿鶴」の3種類を用意したが、まず高校生が喜びそうで短い指導時間でも出来上がる「羽ばたく鶴」を作ってもらうことにした。3テーブルに分かれ、手元を見せながら一緒に折っていった。出来上がって、羽ばたかせてみると、すぐにパタパタと羽ばたいて歓声をあげる人、片方の翼だけが動く人、全く動かない人と出来上がりはさまざま。開き具合をちょっと調整してあげるとどうにかみんな羽ばたいた。ホッとして喜び、友達同士で羽ばたかせ合って楽しんだりと、まだまだかわいい高校生の姿が見られた。金と赤の折り紙で作る「寿鶴」は、指導までの待ち時間に会員が作っておき、折り紙の美しさを知ってもらい、時間があった高校生には折り方を教えた。今回、タイ語クラブの会員が、事前の折り方の練習時から参加、本番は同時通訳もと大活躍だった。


③ゆかた着付け
着付けのために、先方で男女の着付け用にそれぞれ別々の部屋を用意してくれた。覚えたての「サワディカー(こんにちは)」で呼びかけると、みな笑顔になってあいさつを返してくれた。片言の日本語で「日本は初めて」という生徒から、「日本に来るのは4回目」と日本語をすらすらしゃべる生徒までさまざま。「日本が好き」という雰囲気が伝わってきた。
部屋には畳や敷物がなく、靴を履いたままの着付けとなった。女性の生徒たちは並べられた着物を見ると、早速着物や帯選びを楽しんでいた。中には自分の肌の色に合う着物を探している生徒もいた。着付けの後、みなで髪を整えたり化粧直しをしたりと、若い女の子らしい一面も見せてもらった。大きさ、形状や長さの異なるゆかた、帯、腰紐が用意されていたため、臨機応変に対応しなければならなかったが、メンバーで助け合いながら楽しく取り組むことができた。男性の部屋では、T会員がゆかた着用のデモンストレーションをした後に、彼らにもゆかたを着てもらう方法でスムーズに進行した。
生徒たちがゆかた姿で近くの神社に出掛け、写真撮影を楽しんでいる姿を見られたのが何よりうれしかった。

