[日時]9月 8日(月)9:30~17:00
[案内場所]江の島島内 → 新江ノ島水族館
[ゲスト]フランス人女性 1名
[KSGG会員]1名
[使用言語 ]仏語、英語

パリジェンヌ・Fatineのリレーガイド2日目。秋めく風が吹き渡って快晴。去りやらぬ暑気が邪魔して富士山は望めぬものの、海は陽を浮かべて紺碧。「なんてきれいなの!」とFatine。
岩屋の龍のアトラクションにはしゃいだり、潮だまりの小魚を目で追ったり、遊覧船の船べりから遠ざかる江の島を動画におさめたりと、Fatineの顔は輝き続けていた。けれどこの日、もっとも彼女の心をとらえたのは昼食時の出来事だっただろう。海を見下ろす食堂、隣卓はFatineと同世代の日本女性ふたり。聞けば他県から旅行中のアマチュア・イラストレーターと漫画家だという。Fatineの日本への関心のひとつは漫画。英語も仏語も不得手な二人組だったが、Fatineが好みの作品名をあげるたびに笑顔で応え、大いに盛り上がっていた。そしてFatineが差し出す「旅の思い出ノート」に、ひとりはFatineの似顔絵を描き、もうひとりはかわいいキャラクターを描いてくれた。3人の軽やかな笑い声の中で、私まで若やいだひとときだった。
