モンゴルからの研修員にオンラインで茶道を紹介

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[日時]10月21日(水)17:30~19:30
[活動場所]JICA横浜、和室
[ゲスト]モンゴルからの研修員28名
[KSGG会員]4名
[使用言語]日本語

JICA横浜にて日本文化紹介活動を行った。Zoomによるオンラインでの「茶道の紹介」は私たちにとって初めての体験だった。通常は簡単なお茶の歴史や解説を行った上でデモンストレーションをみていただき、その後実際に研修員達に茶室に入って茶道体験をしていただくのだが、今回はオンライン配信で時間的制約もあり、直接デモンストレーションを見せながら同時に解説を行った。最後に質問、意見を伺ったが、皆、日本的なお茶のデモンストレーションは初めて見るとのことだった。お茶の歴史、袱紗、懐紙、着物等についての質問の他、「一期一会」についての質問などもあった。一方的な動画配信ではなく、双方向に話せるのはオンラインの良いところだと思った。茶道は、お茶をたてるお亭主役とお茶を飲む客役(お正客、お次客)が同時に所作を行う場面も多く、PCのZoom画面で全体を映しつつ、それぞれの所作の手元をiPhoneで撮影するということで、JICA横浜担当者は八面六臂の大活躍であった。研修員に少しでも日本文化を伝えたいというJICA横浜担当者の熱意が感じられ、研修員達も熱心に見学していた。「マスク着用、お菓子も個包装」と「コロナ禍での活動」なので、本来の型でのデモンストレーションをお見せできないのは残念であったが、研修員達に少しだけでも「日本文化の精神が表れている茶道」を感じていただけたなら幸いである。困難な時期に、はるばる日本までやって来た研修員達の日本での研修生活が実りあるものとなるよう祈っている。コロナ禍で多くの活動が中止になっている中、このような活動依頼をいただけた事は大変ありがたいことと感謝している。