湘南国際村の国際会議出席者 侘茶で鎌倉を楽しむ

posted in: 未分類 | 0

[日時]9月11日(水)13:30~17:20 
[案内場所]報国寺、浄妙寺、鶴岡八幡宮
[ゲスト]NII会議出席者27名 
[KSGG会員]2名 
[使用言語]英語

すさまじかった台風の余韻が冷めやらぬなか、一抹の不安を抱きながらバスは国際村を出発した。ひと時の猛暑は去ったものの、台風一過の独特のむし暑く重苦しいすっきりしない天気の様相を呈しており、案の定、浄妙寺山門は通り抜けできず、報国寺の竹の庭は立ち入り禁止であった。
来日早々、台風直撃の恐怖の一夜を過ごしたまま国際会議に突入したゲストの心身を、少しでも侘び寂びの静かな雰囲気の中で癒してあげたいと、抹茶体験に多くに時間を費やそうと考えた。浄妙寺の喜泉庵は我々を大きな懐で迎え入れてくれ、静かなたたずまい、抹茶の香り、和菓子の快い甘さ、枯山水の落ち着いた風情、水琴窟に耳を傾け、ゆったりと時は流れていき、いつしかゲストの表情も和んできた。その後は、元気に八幡宮を参拝して夕暮れの小町通りまで行き、別れを惜しむように手を振りながら去って行ったゲストの後ろ姿に、「あと一日がんばって!」と声を掛けずにはいられなかった。